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2005年4月10日 (日)

イタリアの水とトイレ

R-mizu 白いのが沈殿した石灰

  (写真をクリックすると大きくなります)

 イタリアではミネラルウォーターを買って飲んでいましたが、ローマのホテルで水が残り少なくなってきたので、持って行った湯沸しポットでホテルの水道水を沸かしてみました。すると、なにやらモヤモヤしたものが浮いているではありませんか、沈殿させてみると、なんと白い石灰が表れました。面白いので、沈殿物を黒いポットの蓋に移して、撮影してみました。白いのが石灰です。煮沸させれば水は飲めないこともないらしいのですが、旅行者には、ミネラルウォーターがお勧めです。余談ですが、ヨーロッパのホテルには、湯沸しポットはついていない方が多いようです。

F-SMN-yaltukyoku1 写真はトイレをお借りした「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」

 イタリアでは公衆トイレは少ないので、美術館やお店に入ったときに利用します。町中で困った時は、バール(軽い食事のできる喫茶店)に入って軽い食事や飲み物を注文して、トイレを借ります。有料トイレも多く、0.5ユーロ(70円ぐらい)程度ですので、いつも50シリングのコインを持っているようにしていました。

 フィレンツェでのフリータイムの日、1612年に開業した薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」に行きました。お店に入ったとたん、高貴なハーブの香に包まれ、とても素敵な気分になります、一方天井は高く、薄暗く、教会のような雰囲気でもあります。

 ちょっと雰囲気に威圧されながら、シャンプーなどの買い物をすまして、「トイレを貸して下さい」とお願いしました、すると「今混んでいるので、そこの椅子に座ってお待ちください」と重厚な椅子をさして店員さんが言いました。混んでいると言ってもお客は数名しかいません。私の聞き間違いかと思ってけげんな顔をして立っていると、別のお客さんが英語で、また同じことを言って下さいました。うなずきながら椅子に座って待っていると、土蔵の鍵のように大きな古い鍵を渡され、トイレの場所を教えていただきました。

 トイレの扉はとても古くて大きく、中世の牢獄のようです。「え~ここがトイレ」と思いましたが、傷だらけの鍵穴に鍵を入れて回すとちゃんと鍵が外れます。扉を開けると扉は二重になっていて、中世時代そのままのような10畳ほどの部屋が現れました。そこには古い大きな流しがついていて、歴史あるさびた蛇口からは水がポトポト落ちています。電気をつけてもほの暗い中、部屋を見回すと別の扉が2ついています、そのひとつが4畳ほどのトイレになっていました。中世の騎士の亡霊が出てきそうで怖いので、さっさと利用して、飛び出しました。

 「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」のトイレにはビクビクでした。でもお店のいい香は忘れられず、魔女の魔法にかかったみたいに、また行ってみたいお店です。!

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コメント

ようこさん、早速、お教えいただき有り難うござい
ました。一人旅は初体験なので不安が一杯です。

投稿: jucchann | 2007年10月27日 (土) 午後 07時18分

jucchannさん、はじめまして。

基本的には水はミネラルウォーターを買った方が安心でしょう。

石灰分の多い水を飲むと、なれていない人は下痢をすると聞いたことがあります。
どうしてもホテルの水を使いたい時は1度沸騰させて使うのが安心でしょう。水でお腹を壊したら、旅の貴重な時間を失うことになりますものね。
緑茶をいれると、味が変わると思います。ラーメンは大丈夫かもしれませんが。

イタリアは何度も行きたい国です。個人旅行の場合は、特にスリに気をつけて、楽しんできて下さいね。

投稿: ようこ | 2007年10月27日 (土) 午前 11時12分

近いうちに、ローマへ行く予定です。水の
お話を伺って、お尋ねしたいのですが、
石灰が沈殿するということは、たとえ
湯沸しポットで沸かしても、日本茶を
入れたり、即席カップ麺に使ったりする
のは、無理のようでしょうか?
ご意見をお聞かせ下さい。よろしく
お願い致します。

投稿: jucchann | 2007年10月27日 (土) 午前 08時09分

schmidtさん、コメントありがとうございます。

「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」のトイレも、便座はなかったです。便座のないトイレは、今回の旅では2ヶ所ありました。古いトイレでも水洗式でした。

ツアーに参加した数人からも「天使と悪魔」は、最高に面白いと聞いてきました。帰国早々、schmidtのブログを読むと、グッドタイミングで紹介してありましたが、まだ読んでいないので、コメントが書けませでした。ぜひ読んでみます。

投稿: ようこ | 2005年4月11日 (月) 午後 03時59分

 イタリアの旅はよかったようですね。わたしもまたどこかに行きたくなっています、ところで、わたしの娘夫婦が新婚旅行でローマのホテルに宿泊したら、なんと便座がなかったそうです。中腰状態で用を済ませたというのですが、一体どうなっているんでしょうね。

 ローマ法王の逝去に関するブログも興味津々で読んでいました。先日読み終えた「天使と悪魔」という小説がまさに法王死去直後のヴァチカンを舞台にしていまして、後継栄法王選出などさまざまな式典や手順が詳細に書いてありました。超一級のミステリーです。よろしかったらぜひどうぞ。

投稿: schmidt | 2005年4月11日 (月) 午前 11時37分

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受信: 2005年6月20日 (月) 午前 11時06分

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