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2005年4月 7日 (木)

ローマ法王ご逝去 (ローマにて)

4月3日ヴァチカン市国 サン・ピエトロ広場にて撮影 

(写真をクリックすると大きくなります)
sanpietoro-hiroba「ローマ法王が、10分前にお亡くなりになりました」と、ローマのレストランを出たところで、ツアー添乗員のAさんから知らされました。レストランは小高い丘の上に立っていて、、食事を終えてローマの夜景に見とれていた4月2日午後10時ごろのことでした。

 「法王が危篤なので、予定のヴォチカン博物館の見学はキャンセルになることになることもあります」と数日前から知らされてはいたのですが、ローマ到着当日に法王がお亡くなりになられるとは・・・。翌日(3日)はフリータイムの日だったので、地下鉄を利用して、サン・ピエトロ広場に出かけました。

 サン・ピエトロ広場にはたくさんの人々が集まり、大聖堂正面入り口ではミサが行われていました。ミサの様子は、数箇所に設置された大画面に映し出され、1時間半ほど広場に立ちつくしていました。お元気だったころの法王のお姿が、大画面に映し出されるたびに、法王の業績を讃えて、市民たちは大拍手をおくります。湾岸戦争、イラク戦争などに強く反対し、広島・長崎へも訪れて下さいました。平和を訴え続け、親しみやすかったと慕われた法王を敬い、信者ではない私も拍手をおくっていると、涙がドットあふれ出てきました。

 驚くことに、翌日(4日)午前中、サン・ピエトロ聖堂内をツアーとして見学することができました。当日午後より、ヨハネ・パウロ2世のご遺体が、このサンピエトロ大聖堂に安置される準備の真最中です。準備のための荷物を運ぶ車が大聖堂内を出入りする中、聖堂を見学できたということは、日本の常識ではとても考えられないことでした。見学するために並んでいると、共同通信社の方から、通訳を通してインタビューを受けました。

スイスの衛兵(ミケランジェロのデザインの制服・4月4日ヴァチカン広場にて撮影)
eihei-suisu 
 4日は、今回の旅の中で2番目に楽しみにしていたヴァチカン博物館を見学する予定でしたが、もちろん博物館は当分の間閉鎖です。ヴァチカン博物館の中のシスティーナ礼拝堂では、次の法王を選ぶための選挙が行われるそうです。決定には3分の2以上の票が必要なのだそうで、法王が決まるまで枢機卿たちは、外部から隔離され、午前と午後の2回、3分の2の票が集まるまで、投票を続けるようです。 (法王選挙会・コンクラーベ)

 7年前にシスティーナ礼拝堂を2、3日鑑賞しましたが、ミケランジェロの「最後の審判」の描かれた壁画の前で、枢機卿たちが厳粛な投票をなさっている姿を想像しました。 新法王が決まると、白い煙を焚いて外に知らせるそうですが、煙の色が白か黒かはっきりしないので、今回はサン・ピエトロ大聖堂の鐘も鳴らすことになったそうです。

 市民に慕われたヨハネ・パウロ2世がお亡くなりになられた当日、ローマにいたことは、生涯忘れられない出来事になりました。

ba-hirake

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