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2005年11月20日 (日)

メディアに踊る「食べ物学」

冷蔵庫を掃除したら、賞味期限が切れた「ところてん」が2パック残っていました。
食前に「ところてん」を食べると、満腹感が得られ、食べすぎを防ぎ「やせる!」との、TVで放送されたブームにのっかった結果です。今は寒くて「ところてん」なんて、食べる気がしません。食べていた間も、体重が軽くなったということもありませんでした。

ところてんを凍結乾燥させて作ったものが寒天、今年6月、「あるある大辞典」で「寒天ダイエット」が放送されると、たちまち寒天がスーパーの棚からしばらく消えてしましました。スーパーにないとなると欲しくなるもので、車で3分の所にある寒天専門店に行ってみました。開店直後なのに、大人気の糸寒天を求める客でいっぱい。糸寒天の袋は、ポテトチップスの2袋ぐらいの大きさで、私にとっては使い切るのに一生かかりそうな量です。品薄のはずの糸寒天の量と客の多さに、気持ちがひいてしまい、結局、ブーム前から時々、買っていた粉寒天2箱を買って帰りました。

寒天についての番組は「ためしてガッテン」で、何度か放送されていましたが「あるある大辞典」での放送で、ことさら寒天ブームに拍車をかけたような気がしています。

どちらかというと私は流行に乗り遅れるタイプですが、それでもメディアが作ったブームに乗った食品はありました。ココア(ポリフェノール)、にがり(ミネラル)、黒酢(クエン酸)、黒豆(イソフラボン)そして寒天。それぞれ、抗酸化作用、疲労回復、ダイエット、血液サラサラなどと、うたわれたものですが、どれも長くは続かず、今は、その食品や調味料を使う時に、ちょっと効能を思い出す程度になっています。

青魚(DHA、EPA)、ヨーグルト(乳酸菌)、色の濃い野菜(ビタミン)もメディアに取り上げられましたが、これは昭和40年ごろから、意識して食べるようにしていた食べ物なので、ブームではなく、我が家の食習慣になっています。

次から次と食べ物の新しい情報が、メディアを通して報道されてます。番組で取り上げられた食品だけを過剰摂取して害のあった人もいたらしいので、正しい情報を見分ける目が大事になってきます。そんな真面目なことを言わなくとも、ブームに乗った多くの人は、長く続かず、結果としていろいろな食品を試しただけで、過剰な摂取にはなっていないようです。流行にすぐ乗っても、あきっぽい人の方が、いい場合もあるようです。

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コメント

schmidtさん、コメントありがとうございます。
「ノニってなに?」とばかりに、インターネットで調べてみました。

ビタミン、ミネラルが豊富な植物のようですね。
そんなに劇的な変化があったのですか。
効きすぎて、怖くなったというお気持ちがわかるような気がしますが、興味しんしん。

ノニは、私よりTVの食物番組に夢中な母や友達との話の種にないます。


投稿: ようこ | 2005年11月22日 (火) 午後 09時22分

 流行ならぬコメントに乗り遅れてしまった。わたしも流行とはほとんど無縁です。納豆以外はあまり信じていませんが、最近、人に勧められて続けた「ノニ」は効果があるらしく、明らかに体調が変わりました。あまりにもはっきりしているので、かえって怖くなってやめました。
 どんな食べ物でも、少しずついいところがあるし、すこしずつ悪いところがあるんだと思います。

 

投稿: schmidt | 2005年11月22日 (火) 午後 05時25分

qoriaさん、コメントありがとうございます。
カーペンターズのカレンさん、本当に彼女の歌声は素晴らしかったですね。拒食症になられて、死を早めてしまって・・・、ストレスが多かったのでしょうか。命がもったいない。

コメントを下さったみなさん、健康でいられるための食事は、とても大切です。しかし、情報に振り回されないで、「あれ?」と思う感覚も大事なような気がします。パソコンで文字を書くことは、あまり前頭前野を使っていないと言われて「あれ?」と、思うことと同じような気がしています。

投稿: ようこ | 2005年11月21日 (月) 午後 06時13分

michikoさん、コメントありがとう!
私の知り合いで、空腹時に黒酢を原液で毎日飲んでいて、胃潰瘍になった人がいます。
黒酢がダイエットにいいということを、彼女が病気になって、やっと知りました。とてもスタイルが良くて、綺麗な方なのですが、綺麗な人ほど、ダイエットや若返りのなんとかに熱心な人が多いような気がしています。

投稿: ようこ | 2005年11月21日 (月) 午後 05時59分

watari41さん、「おもいっきりTV」みのもんたの番組の反響もすごいですね。きなこが良いとなれば、その日の夕方には、スーパーからきなこが消えるそうです。
私は「おもいっきりTV」の情報は、話を半分にして聞いていますが「ためしてガッテン」で放送されるとつい信じてしまいます。

大根の葉っぱは、私も買って油げと煮て、時々食べています。おいしいですね。
まあ、単身赴任の時も、野菜料理を作っていらしたなんて、素晴らしいですね。

投稿: ようこ | 2005年11月21日 (月) 午後 05時48分

akiyamaさんが、一番栄養が必要だった少年時代や青年のころの、食事は理想的とは言えなかったのに、今もお元気ですね。走り回って、アメリカの粉ミルクの倉庫に落ちたのが良かったのかしら。
米国暮らしでも、日本食を続け、たまにアメリカ食を食べていらした、そのバランスが良かったのでしょうか。

投稿: ようこ | 2005年11月21日 (月) 午後 05時36分

テレビの影響はひどいですね。テレビからの情報しか得られない世の中ですから。人の集まる所にはこのような話題でいっぱいですね、皆、話してることは金太郎飴が喋っていると同じではないですか。自分で考案して美味しかった料理などの記事がとても新鮮でいいのです。私にのように高齢になると自然にやせてくるのでが いまの若い女性の痩せたいとゆう心理はなんなのでしょうね。アメリカの私の大フアンであった女性シンガーは拒食症で若くして無くなりました。中肉で魅力があったのに残念ですね。

投稿: qoria | 2005年11月21日 (月) 午後 04時55分

もともと、野菜、海草、植物の根や葉はそれぞれ身体にいい何かの栄養素や物質が含まれているのですから、それを誇大に云うことで流行になるんですね。
私は食べ物の流行には奥手で流行が去ってしまってから知ることが多かったです。
「ノンカロリー」「ダイエットに効果抜群」という言葉に女性は弱いのでしょうね。

投稿: michiko | 2005年11月21日 (月) 午前 10時08分

 「これがまた体にいいんですよ」みのもんたの口からこの言葉がでると、何でもない食物が、たちまち品切れになるということを聞いたことがあります。考えてみると体に悪い食物ってないですよね。
 子供の頃、大根の葉っぱが体にいいんだと言われたことがありました。食糧難の時代に捨てないで食べるようにとの意味も込められていたのだろうと思います。私は今でも信じているのです。単身赴任の時はよく食べたものでした。残念なことにスーパーではほとんどその葉っぱが切られた大根が売られているのですね。

投稿: watari41 | 2005年11月21日 (月) 午前 09時42分

食品宣伝歴史を一つのフィルムにして大衆は反省したらよいと思います。戦後育ちで経済的に恵まれた環境の人は、科学的な宣伝に乗せらされる人が多いと私は思います。やあ~玄米食だ、野菜ジュースだ、紅茶キノコだ、カロリー計算だ、ビタミンだ、ミネラル水だ…などなど手間隙カネかけ暮らしている人でも、私より若いのに病人のようになっている人がたくさんいます。今でこそ、リタイヤーしたから贅沢(管見で判断)なものを食べていますが、少年期、青壮年期など栄養学から検討したら滅茶苦茶でした。それでも元気で長生きしています。渡米しても約10年は貧困生活でした。55歳からは、栄養学上から見ても理想的な食事をしていますが、日本在住時代の食生活は、現代の人がみたら、普段は驚くほど貧しかった。週1回ぐらいは、蛋白、カロリーの高いものを食べましたが…不思議ですね…

投稿: akiyama | 2005年11月21日 (月) 午前 07時43分

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