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2006年1月 1日 (日)

心に残る年賀状

06syogatuhana40k  新年おめでとうございます。

卒寿を越されたKさん(女性)から、俳句が添えられた年賀状が届きました。

  「 元日や 晴れて雀の物語 」

今年は、Kさんからの年賀状は、もう届かないと思っていましたが、届いたので嬉しい!いただいた年賀状の筆跡からお元気な様子も伝わってきたので、ほっと安心しました。

昨年、Kさんから、もうこれが最後と言う様な葉書を頂きました。「数々の楽しかったことをいつも思い出しております。ご厚情をいただき、厚く厚く御礼を申し上げて、移転の報告と最後の感謝のご挨拶とさせていただきます」というような文面でした。前の住所にすぐに返事を書きましたが、移転先の住所は知らされませんでした。新しい住所を書かないということは、老人ホームにでも入られたか大病でもなさったのではと考えました。また最後のお別れのような文面に、とても寂しくなっていました。年賀状は出さない方がいいのかも知れないという勝手な推測から、お正月前に賀状を書かずにいました。

今年の年賀状は毛筆の文字も真直ぐで、昨年より体調も良さそうです。やわらかく美しい文字で俳句が書かれてあり、俳句の下には2羽の雀が描かれています。和紙の葉書の白の空間と墨の黒とのバランスも絶妙です。90歳台で、これほど綺麗な年賀状が書けることに、ただただ頭が下がり、年賀状は私の宝物になりました。

手書きの年賀状からは、相手の体調を推測することができますが、パソコンで書かれた賀状からは、それはできません。筆で書かれた日本語はとても美しく、いつか私も毛筆の練習を始めたいとたびたび思うのですが、なかなか実行できずにいます。

ba-hirake

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コメント

TOMOかあさん
若くしてご主人を亡くされて苦労をなさったはずなのですが、悟りを開かれたような方です。
お会いしていると自分が清められるような気がする方っていらっしゃるのですね。

今年もよろしく。

投稿: ようこ | 2006年1月 5日 (木) 午後 03時29分

素敵なお話ですね。
Kさんの体調よく、今年も過ごされるよう願っています。

ようこさん、遅くなりましたが、
今年もよろしく~~。(^o^)/

投稿: TOMOかあさん | 2006年1月 4日 (水) 午後 11時24分

watari41さん
コメントありがとうございます。

戦前の教育を受けた方々は風情のある手紙を書く教育を身につけていらっしゃいますね。
戦後教育の間違いに、一般人もようやく気がつき始め、日本の良さを見直そうとする兆しが、本やTV番組からちょっと感じられるのですが・・・。

今年最初の読書は、リービ英雄さんの「日本語を書く部屋」です。今年は、美しい日本語の本を読みたいと思っています。

投稿: ようこ | 2006年1月 2日 (月) 午後 03時37分

akiyamaさん、新年最初のコメントありがとうございます。
大和撫子のような先輩なんです。色白で美人で、教養がおありになって、上品で。

俳句は、流れるような仮名文字で書かれてあり、私が読めるように、下に現代かなが書いてありました。

毛筆の練習をなさっているakiyamaさんの横に、青い目のお孫さんですか。羨ましい!
幸せな様子が目に浮かんできました。

投稿: ようこ | 2006年1月 2日 (月) 午後 03時19分

 「宝物のような年賀状」で思い出すのは、明治生まれの方からのものです。もういただくこともなくなりましたが、機械的なものではなくてありがたく感じのするものでした。特に女性からいたくものはその感を強くしたものでした。現代人との差は何なのだろうと考えることがあります。そういう手紙などを書く教育を受けたのでしょうね。これも失われ行く日本の風景のひとつのような気がしています。

投稿: watari41 | 2006年1月 2日 (月) 午前 08時02分

明けましておめでとうございます。
90代でも毛筆で年賀状を楽しむなんて羨ましい…
私も数年前から毛筆で「ひらがな」を主に漢字も自習しています。
 PCも使用できなくなったときのことを予測して楽しんでいます。
 毎年11月に入ると「高塚竹堂先生の小倉百人一首」を下手ながらでも味わっています。
 ともあれ、手書きは、その方の心情、健康などが浮き彫りされます……
 よき先輩にご縁があってよかったですね……

 青目の孫が、ときどき覗きにきます。墨絵や日本字に興味を抱いていますので練習のし甲斐があります。

投稿: akiyama | 2006年1月 2日 (月) 午前 03時54分

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