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2006年4月15日 (土)

朗読テープのプレゼント

Anzuhayashi72歳のSさんは、退職後、視野の範囲が狭くなる眼の病気になりました。数年前までは仙台で一人暮らしをなさっていらっしゃいましたが、病気が進み生活に不安を感じるようになってきたので、娘さんの住んでいる近所に、引っ越しました。

引越し前に「文字を書くのが大変になりましたので、これからは年賀状や手紙を失礼します」との、挨拶状が届いたので手紙を出すことを控えていました。その後どうしていらっしゃるか、ずっと気になっていたので、先日、思い切って手紙を書き、気に入っているエッセーの朗読テープを一緒に送りました。

1週間もするとSさんから、大きな文字で「とても嬉しかったです。これからも『これは』と思うテープがありましたら、よろしくお願いします」との返事と彼女が吹き込んだ童話の朗読テープが送られてきました。

Sさんは仙台にいらしたころ、朗読ボランティアをなさっていました。いただいたテープは、今よりもう少し目がしっかりしていたころに、孫娘さんのために吹き込んだものだそうです。朗読テープ「あんず林のどろぼう」を聞き始めると、杏の花の風景、泥棒や赤ちゃんの顔までもがはっきりと浮かんできました。優しくクリアーな声、情景が浮かぶような日本語、朗読と原本の素晴らしさに驚きました。

Sさんの話を聞きながら眠りにつくお孫さんはとても幸せそうです。多くの子供たちに、同じような幸せを経験して欲しいです。

○視覚障害者の方が朗読テープを借りられる所

宮城県立図書館    電話      022-377-8441
宮城県視覚障害者情報センター   022-234-4047
仙台メディアテーク(録音図書)    022-713-4484

ba-hirake

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コメント

qoriaさん、コメントありがとうございます。

今日図書館に行って、朗読で聞いた童話を読んできました。朗読で聞くと、自分の想像が膨らんで本を読むととは違う楽しみがあることに気がつきました。

仙台文学館でも、いろいろなお手伝いをなさるのですか、ひっぱりだこですね。

投稿: ようこ | 2006年4月23日 (日) 午後 10時15分

童話は良いです。童話を何回も音読してみると毎回違った視点が見えてくるから不思議です。少年時代に海岸砂山の工事現場で夕刻作業が終わった頃を見はからって近所の悪餓鬼どもを集めてトロッコで遊びました。そのときと同じ風景を書いた芥川龍之介作「トロッコ」を音読しています。あの過ぎ去った少年の頃のトロッコの思い出とあまりにも良く似ていたから涙が出るほど嬉しくてたまりません。私はある人から進められて仙台文学館友の会員になりました。ブログか何か作るのかも知れませんが文学館の活性を図るのだそうです。大変共感を覚えました。

投稿: qoria | 2006年4月23日 (日) 午前 08時48分

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