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2006年8月 1日 (火)

熟年再婚

Puropzuテレビ番組で「熟年再婚」が取り上げられ、再婚相手を選ぶポイントのひとつは「前向きな人」を選ぶことと話していた。家事をしながら聞いていたので他のポイントは覚えていないが、3年前に再婚した「熟年再婚」のカップルの話を思い出した。

子供のいないSさんは、奥さんを7年前に亡くしたが、よほど寂しかったのか、70歳になると10歳年下の女性Aさんと再婚した。結婚相手のAさんは、若い時に配偶者を亡くし、子供は結婚をして別所帯で暮らしていた。

二人のハートに火がついたことはもちろんだが、資産のあるSさんの再婚話にあれこれ口出しをする親戚や子供がいなかったこともあり、再婚話がスムーズに進んだ。資産のある人の再婚話が現実化してくると、子供や親戚が猛反対をして、再婚が成立しないケースが多いと聞いている。

サラリーマン時代のSさんは、在職中の家事は奥様まかせでなにもできない人だったが、退職後、奥様を亡くされてから、掃除や料理もできるようになっていた。家事ができるように努力し、再婚相手を探したSさんは「前向きな男性」である。そして彼は「家事をしてくれる女性」を求めたのではなく「人生の後半を一緒に暮らすのに楽しい人」を選んだ。

結婚相手の女性Aさんは、気配り上手で、活動的な「前向きな女性」である。AさんがSさんとの結婚を決意した理由は「優しくて、家事ができる男性なので」とのこと。また、Sさんが平均的サラリーマンの年金生活者よりお金にゆとりのある人であることも、Aさんには魅力だったに違いない。

Aさんが結婚を決めたポイントに「家事ができる男性」と言うのがあるが「そうそう」とうなずいてしまった。しかし、お金があり、優しくて、家事ができるSさんのような男性は、千人にひとりもいないと思う。一般的に、高収入の男性は、忙しくて、家事を手伝う余裕はない。Sさんは退職後に奥さんを亡くし、一人暮らしをしたからこそ、家事のできる理想の男性に変身したのである。一方Aさんは、私のように「家事まみれになっているおばちゃん」ではなく、センスのいいお洒落をして、絵や音楽を楽しんでいて、「ハイクラスの暮らし」を夢見続けていた女性であった。

熟年新婚夫婦は、結婚1年後に、豪華な広い家を建てた。Sさんは結婚前に「掃除や食器を洗うのは僕が手伝う」と、Aさんに約束していたそうである。食器洗い機が使えないような高価な器が多い暮らしの中で、その約束は今も守られているらしい。

貧乏症の私は「広い家の掃除は誰がするの?庭の草取りは?家の維持費も大変そう」などと、いらぬ心配をしてしまった。私がお金持ちの70歳だったら、大きな家など建てないで、物を思いっきり少なくして、交通や生活に便利な都会のマンションを買う、さもなければ高級有料老人ホームにさっさと入居するだろう。彼女のためにお茶碗を洗う優しい気持ちや新たに家を建てるようなエネルギーがない人は、熟年再婚リストから消されてしまう。

熟年再婚のお二人から「老け込むのはまだまだ早過ぎる!」という元気なメッセージを受け取り、暗く考えがちな「老い」がちょっと明るくなった。

ba-hirake

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コメント

TOMOかあさんコメントありがとう!

熟年シンデレラのような話ですが、大きくて豪華な家を建てたのは本当の話です。

病気の時でもお茶碗なんか洗ってもらえない主婦は、食器を洗ってくれて、掃除をしてくれる夫の話が羨ましいです。

自己防衛の為、食器洗い機を買おうと3年前から検討中なのに、調理台が狭くて、未だに手ごろな大きさの洗い機が見つかっていません。

投稿: ようこ | 2006年8月 4日 (金) 午前 06時40分

夢のような熟年新婚さんですね~♪
それぞれが自立していればこそ、出来ることなのかも。
でも、ドキドキときめく気持ち、うらやましいですね。

^m^ 超貧乏性の私は、
そのお年で大きな家を新築!?!と驚いてしまいましたが、
ようこさんは、センスのいいお洒落をして、絵や音楽を楽しんでいらっしゃると思いますよ~。(^o^)/

投稿: TOMOかあさん | 2006年8月 4日 (金) 午前 12時10分

michikoさん、コメントありがとうございます。

「男性はいつまでも自立せず、メシの用意し自分の面倒を見てくれる家政婦としての女性を求めているようです」とのこと、まったくそのとおりですね。一方、家政婦代わりでも経済的に安定するなら再婚したいと言う女性はいるでしょうね。

経済的に自立した女性が増えてくれば、Sさんのように家事のできる男性も増えてくるかも・・・。

投稿: ようこ | 2006年8月 2日 (水) 午後 08時28分

元気なクオリアさんでも、老化現象をジェット戦闘機のように感じるのですか。

先日、80歳の母から「半年過ぎただけで、老いは進んでいる」と、言われたばかりでした。

投稿: ようこ | 2006年8月 2日 (水) 午後 08時17分

女性も熟年になれば、長年の夫や子供、孫と家族に全エネルギーを尽くすだけの生活から開放され、残りの人生をゆっくりエンジョイしたいと願っている方が殆んどです。
一方、男性はいつまでも自立せず、メシの用意し自分の面倒を見てくれる家政婦としての女性を求めているようです。
熟年再婚を望む方達はこの男女の意識差の壁があります。
Sさんのような男性はごく稀で、再婚がうまくいった例ですねぇ。

投稿: michiko | 2006年8月 2日 (水) 午後 12時28分

女性の寿命は世界一男性は4位とか このように高齢化してくると高齢結婚をしたい!と言う人が出てくるのですね~しかし身体の老化現象は急上昇カーブで、そうジェット戦闘機のスクランブルのように進むのですね この問題は大きい「我すべて終わりぬ(ラ・フォンテーヌ)」の言葉は男への天からのメッセージのように私は聞こえます。補陀落渡海への道とも聞こえます。 

投稿: クオリア | 2006年8月 2日 (水) 午前 06時27分

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